貨物自動車運送事業者のための［運行管理業務と安全］マニュアル簡易解説
はじめにし
貨物自動車運送事業（緑ナンバー）の取得については、「緑ナンバー取得までの大まかな流れ」（２０２１年１２月６日（月）や「緑ナンバー取得に向けての手引書（書式一覧）」（２０２１年１２月１２日（日）」でご案内させていただきましたが、緑ナンバー取得後の注意点については、まだ、触れていませんでした。
つきましては、緑ナンバー取得後に事業者としてしなければならないことや注意しなければならないことにつき、ご案内申し上げます。
内容は、全日本トラック協会の「運行管理業務を安全」マニュアル（P116）の抜粋になりますが、まずは、ポイントを抑えることが重要と考え、このファイルを作成させていただいた次第です。
では、よろしくお願い申し上げます。
ごあいさつ
トラック輸送は国内物流の基幹的役割を果たしており、わが国の経済と国民 生活に不可欠な存在です。また、災害時には緊急支援物資の輸送を担い、被災 者の方々の「ライフライン＝命綱」としての役割を果たします。トラック運送 業界としても、常に安心で安全な安全輸送サービスを安定的に供給する責務が あり、そのために「安全の確保」を最も重要な課題としています。 また、各トラック運送事業者には、常に安全を最優先するという経営理念の下 で、関係法令の遵守とともに、全社的な安全性向上の取り組みを主導する「運輸 安全マネジメントの導入」が義務付けられています。 さらに、最前線で安全管理を担う運行管理者には、法令理解と遵守はもとより、 運転者の教育・指導にも一定の知識や対応が求められ、安全管理上の極めて重要 な役割が課せられています。 一方、運行管理者の遵守事項や業務は多岐に及び、その根拠となる貨物自動 車運送事業法と貨物自動車運送事業輸送安全規則等の関係法令理解も容易では ありません。 このような状況を踏まえ、本マニュアルは、運行管理者の業務内容と関係法令 を整理し解説することによって、運行管理者の法令理解を促進し、日々の業務を より適切に行うとともに、一層の安全対策に取り組むことを目的に作成されて います。本マニュアルを交通事故防止と輸送品質の向上の一助としてお役立て いただければ幸いです。
平成 27 年 11月 公益社団法人 全日本トラック協会
