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物流改革へ異業種タッグ ファミマ×コカ・コーラ、日清食品×JA
物流改革へ異業種タッグ ファミマ×コカ・コーラ、日清食品×JA
ファミリーマートとコカ・コーラボトラーズジャパン(コカBJI)はトラック物流で提携する。コカBJIが自社商品を運ぶトラックを使い、ファミマの各商品を店舗に届ける。日清食品と全国農業協同組合連合会(JA全農)は共同輸送でトラックの配送効率を高める。運転手の長時間労働を是正する4月の規制を前に、業種を超えた物流連携が広がってきた。
2024年4月以降にドライバーの時間外労働の上限は年間960時間となる。NX総合研究所(東京・千代田)によると、高齢化による担い手不足もあり24年度に輸送能力は14%、30年度には34%不足する見通し。何も対策を打たなければ30年時点で国内総生産(GDP)を最大で10兆円程度押し下げるとの試算もあり影響は大きい。
ファミマはドライバーを安定確保するため、仕入れ先のコカBJIが委託するトラックと運転手の融通を受ける。2月から神奈川県海老名市などで運営する約240店向けにコカBJIの委託トラックで常温商品を配送する取り組みを始めた。
ファミマは店舗に足りない商品を届ける臨時便で外部の物流会社を活用しており、今後トラックを確保できなくなる懸念があった。今回の取り組みでコカBJIもトラックの稼働率を1台あたり1割程度高められる。小売りとメーカーが物流で協業するのは珍しい。
厚生労働省によると、21年のトラック運転手の年間労働時間は2512時間と全産業平均(2112時間)より長い。拘束時間の約半分を運転、約2割を荷待ち・荷役が占める。労働時間短縮にはトラック積載率(19年度で38%)向上や、荷役の合理化が必要となる。
日清食品とJA全農は配送効率を高めるため共同輸送を始めた。日清食品がカップライスの原材料として使う国産米と、製品の即席麺などを往路と復路で交互に運ぶ「ラウンド輸送」をする。
福岡―山口間でトラックの積載率は9%改善した。その結果、トラック運転手の労働時間は7%減った。アサヒグループジャパンも日本通運と荷台の共同活用を近く始め、配送効率を高める。
大王製紙や日清製粉ウェルナなどはパレットを使ってフォークリフトでトラックに一括で荷物を積み下ろしする。大王製紙では手作業で2時間かかる荷役作業を30分程度に短縮できるという。
NX総研によると、25年度で14万人の運転手不足が見込まれる。22年のトラック運転手の平均年収は477万円と全産業平均(496万円)より低い。運転手確保には待遇改善も不可欠だ。
ヤマトホールディングスは宅配便サービス「宅急便」の一部商品について、4月から基本運賃を平均約2%引き上げる。法人向け運賃も「個別交渉も進めながら(値上げに)同意を得ている」(栗栖利蔵副社長)。
物流大手は人件費増を運賃に転嫁し人材の確保を狙う。船井総研ホールディングス傘下で物流コンサルティングを手がける船井総研ロジ(東京・千代田)の田代三紀子氏は「今後3年は毎年10%前後の値上げが進む可能性もある」と話す。
カギ握るDX
政府は物流24年問題の対策として16日に打ち出した中長期計画で、24年度にトラック運転手で10%前後の賃上げを目指す方針を決めた。荷役などの付帯作業でも適切な対価を得られるよう促す。
人口が減少する中で輸送力を確保するにはデジタル化による抜本的な省人化が必要となる。政府が昨年発表した「物流革新に向けた政策パッケージ」では、自動運転トラックの実用化やダブル連結トラックの導入促進などを盛り込んでいる。
物流改革へ異業種タッグ ファミマ×コカ・コーラ、日清食品×JA 10分03秒
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