イノキュウの令和5年度雇用・労働分野の助成金簡易解説
参考資料URL
令和５年度 雇用・労働分野の 助成金のご案内 （簡略版）
令和５年度 雇用・労働分野の助成金のご案内 （詳細版）
イノキュウの人材開発支助成金（事業展開等リスキリング支援コース）超かんたん解説
イノキュウの人材開発支助成金（事業展開等リスキリング支援コース）超かんたん解説 - 杉並区で交通事故相談なら社労士・行政書士イノキュウ (inokyuu1125.jp)
イノキュウの２０２３年度の助成金超かんたん解説
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助成金利用の条件
①書類の整備
労働者名簿・出勤簿（タイムカードなど）・賃金台帳又は給与明細書などの法定三帳簿が整備されており、労働条件通知書又は雇用契約書等も整備されている。
②常時使用する労働者が１０人以上の場合、就業規則の作成と届出がされている。
③雇用保険の手続が適正に行われている。
④社会保険（健康保険・厚生年金）の手続も適正に行われている。
⑤労働保険料の納付に滞納等がない。
⑥最近６カ月以内に会社都合で解雇した労働者がいない。
⑦過去５年間に助成金の不正受給はない。
⑧会社の役員に、平成３１年４月１日以降に申請した雇用関係助成金について不正受給に関与した役員がいない。
⑨労働関係法違反なし（過去１年間）
⑩暴力団や風俗営業等関係事業者でない。
生産性要件の廃止と賃上げ要件の新設
2022年度までは、一部助成金で「生産性要件」というものがありましたが
2023年度はこの「生産性要件」が廃止となり、代わりに新たに「賃上げ要件」が適用されました。
生産性要件とは
助成金の支給申請を行う直近の会計年度における「生産性」が、
３年度前に比べ６％以上伸びていることが必要になります。
・生産性要件の計算式
生産性要件の計算式は以下の通りです。
営業利益＋人件費＋減価償却費＋動産・不動産賃借料＋租税公課
生産性 ＝ ―――――――――――――――――――――――――――――
雇用保険被保険者数
生産性要件廃止となる助成金
2023年度に生産性要件が廃止となる助成金は以下の通りです。
①65 歳超雇用推進助成金
②両立支援等助成金（出生時両立支援コース）
③両立支援等助成金（介護離職防止支援コース）
④両立支援等助成金（育児休業等支援コース）
⑤両立支援等助成金（不妊治療両立支援コース）
⑥人材確保等支援助成金（雇用管理制度助成コース）
⑦人材確保等支援助成金（人事評価改善等助成コース）
⑧キャリアアップ助成金（正社員化コース）
⑨キャリアアップ助成金（賃金規定等共通化コース）
⑩キャリアアップ助成金（賞与・退職金制度導入コース）
⑪キャリアアップ助成金（短時間労働者労働時間延長コース）
賃上げ要件とは
新たな「賃上げ要件」の内容
背景・趣旨
賃上げ要件の背景・趣旨として厚生労働省令では以下のように書かれていました。
「今般、企業の付加価値の向上を労働者に賃上げとして還元し、
更なる雇用の安定を実現するため、各助成金の制度趣旨に照らし、
一部の助成金については、賃上げに係る要件に切り替えることとする。」
つまり、今までは企業の付加価値向上に対しての評価のみでしたが、
今後は、付加価値が向上した企業が従業員に給与として還元することを重要視するのでしょう。
賃上げ要件を適用する助成金
生産性要件の代わりに「賃上げ要件」を適用する助成金
生産性要件の廃止と共に、新たに【賃上げ要件】を適用する助成金は以下の通りです。
①人材確保等支援助成金（介護福祉機器助成コース）
②人材確保等支援助成金（テレワークコース）
③人材確保等支援助成金（外国人労働者就労環境整備コース）
④人材確保等支援助成金（若年者及び助成に魅力ある職場づくり事業コース）
⑤人材確保等支援助成金（作業員宿舎等設置助成コース）
⑥人材開発支援助成金（建設労働者認定訓練コース）
⑦人材開発支援助成金（建設労働者技能実習コース）
⑧人材開発支援助成金（人材育成支援コース）
⑨人材開発支援助成金（人への投資促進コース）
ユーチューブセミナーのご案内
２０２３年４月１０日（月）録画
イノキュウの令和5年度雇用・労働分野の助成金簡易解説 9分08秒
ホームページ： http://www.inokyuu1125.jp/16810975464463
ユーチューブ： https://youtu.be/TiYYUSCOfjI
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