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ワクワク働いていますか4 退職は一番の学び直し
日本経済新聞 迫真(HAKUSHIN)より
田辺さんはメルカリに再就職した
健康機器大手タニタ(東京・板橋)で仕事をする吉田玄(仮名、30代)は午前8時に出勤する。メールを処理し、チームメンバーとの打ち合わせに参加。事業計画を考え残業までこなし、退社は午後9時ごろだ。「忙しいけど毎日が充実している」
吉田はタニタに「雇用」されているわけではない。タニタをいったん退職した後、業務委託契約を結んだ。管理業務やSNS運営、新規事業開発などを担う。他社で働くこともできる。正社員だった頃は決められた業務しかできなかったが「今は自由に色々な仕事に挑戦できる」と声を弾ませる。
働き方の多様化や雇用慣行の変化を背景に、自ら主体的にキャリア形成を進める「キャリア自律」の意識が個人の間で高まりつつある。パーソル総合研究所の2021年の調査によると、キャリア自律の意識が高い人は低い人に比べ学習意欲や仕事への貢献意欲が約1.3倍。人生への満足度も約1.2倍だ。
「退職は一番のリスキリング(学び直し)」。メルカリの田辺めぐみは、転職などでやめていく同僚の姿を見て自らも20年に退職を決意した。その後、起業してスタートアップの経営支援に取り組んだ。22年にメルカリに再就職。「会社を離れていた時に学んだ経営の視点が生きている」といい、今は新規事業の担当者として活躍する。
退職者は「裏切り者」。そんな考えは今は昔だ。元社員を再び迎え入れるリクルートのカムバック採用代行サービス「Alumy」(アルミー)の導入企業数は1月時点で前年比4.5倍になった。三菱重工業や日本郵政など大手も名を連ねる。
自社で人材を育てるにはコストも時間もかかる。かつてのように「終身雇用」や「年功序列」の制度のもとで社員を囲い込むのではなく、社外での成長を積極的に後押しする。コンサルティング大手のアクセンチュアで人材戦略を統括する増永加奈子は「戻ってきた社員から好事例を学べれば、会社の成長にもつながる」と強調する。
問われているのは企業だけでなく個人もだ。これからの時代に必要な能力やスキルを見極め、自分の強みを磨き続けていく。一人ひとりがやりがいをもって働けるようになれば、日本経済全体の活力になる。あなたはワクワク働いていますか?(敬称略)
ワクワク働いていますか 退職は一番の学び直し
日本経済新聞 迫真(HAKUSHIN)より 9分14秒
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